メキシコのチアシード4

植民地時代になって、それまでの原住民文化の中で重要な役割を果たしていたチアの栽培量は減少しました。

スペイン人征服者達は、先住民を弾圧し、その伝統を消滅させ、集約的農業生産と当時あった流通システムのほとんどを壊滅させました。また、植民地時代前の食生活で主な地位をしめていた作物の多くは、スペイン人により一掃されました。

これら作物が宗教と密接な関係にあったことや、小麦、大麦、ニンジン等外国から持ち込まれた品種の方が、征服者達の間での需要が高かったためです。

今日、チアの原産地でも、わずかな面積で栽培されているにすぎません。さらに、その栽培面積が増える可能性も少ない。社会的かつ政治的要因により、土地は小さな農園に分割され、そこにはトルティーリャを作るために必要なトウモロコシが栽培されているからです。

近年、チアシードは、ほんのわずかの人々の間でしか知られていません。
メキシコ、グアテマラ、ニカラグア、米国南部(カリフォルニアとアリゾナ)の一部の人々の間で、主に、水、レモン汁、砂糖と混ぜて飲み物にしているだけです。

しかし、5000年後の今になって、スペイン人征服前の食生活の方が、この地域の現在の食生活よりも、優れていたことを近代科学により証明されました。

今日、チアシードは、オメガ3脂肪酸、抗酸化物、食物繊維を含み、人類の栄養状態を向上させる作物として期待されています。

ふくらむ魔法の種 チアシードはこちら